昭和スタイルの実家を古民家風にリフォームする =実践3=

リフォームをどこに頼むか

皆さん悩むところだと思います。

  • リフォーム専門会社
  • 大手不動産会社/建築会社
  • 工務店
  • ホームセンター、インテリアショップ
  • 設計士事務所(+工務店)

などが、リフォームを考えた時に思い浮かぶ依頼先ではないでしょうか。ほんと、選ぶのって難しいですよね。

私の場合は、最初にも述べたように、市内にある古民家をリノベーションしたカフェがイメージだったので、それが最終ゴールでした。やっぱりイメージって大切だと思うんです。考えなければいけないことはいろいろありますが、最終的にはそこに長く住み続けるうえで、一番快適な理想像を思い描くことがまずは大切だと思います。

建築士さんに頼むメリット

今回のリフォームにあたっては、もちろん他の選択肢もあったのですが、最終的には設計士事務所にお願いすることにしました。そこで皆さんの疑問は、設計士事務所に依頼した場合、建築費用以外に設計費が別途発生して、全体の費用が高くなってしまうのではないかということだと思います。

ずばり、設計事務所には建築費の10%をお支払いしました。だから110%かかったのかというと、決してそうではないと思います。なぜなら;

  1. 工事費の見積もりをとってもらい、予算や希望に応じて細かくチェックして金額訂正を交渉してもらえる。これは大きいです。施工者と自分が交渉することを考えたら、プロと素人ではどこ/何を交渉していいのかもわかりませんから。
  2. 工事内容の詳細の見積もりを提示してもらえる。今回の工事では、解体・仮設、基礎、左官・タイル・外構工事等々16種類に及ぶ工事が行われましたが、その一つ一つの詳細金額を提示してもらえました。また、その一つ一つが妥当なものかもチェックしてもらえました。
  3. 工事支給品(建具・照明器具等)もより良い品物をより安く入手してもらえる。今回は古民家風ということで、古建具を多く使ってもらいました。こちらも予算に合わせ、かつ、全体の雰囲気に合ったものを調達してもらえました。場合によっては、オークション等で格安に手に入れてもらうことができたり、常に臨機応変に対応してもらえました。
  4. 既存部分との調和、かつ、スタイリッシュな空間デザイン。やはり建築士さんに頼む一番のメリットは、「おしゃれになる」ということです。昭和初期の建物部分も残り、その上一度リフォームをしてややちぐはぐな感じになっていた建物を、全体の雰囲気を損なわず、リフォームした部分だけが新しく目立ってしまわないよう細心の注意を払い、その上、予算内で納めてくれるというすご技まで繰り出してもらえるのは、なんといっても設計のプロのなせる業だと思います。

以上のことから、しごく妥当な金額を支払ったと思えるのです。

 

そして今回の一番の収穫といえば・・・「梁」

当初の予定では、どの部屋も天井板で隠しておくものだと思っていました。これを見るまでは!見てしまったらもう後には引けませんよ。見ちゃったんだから(しつこいけど、それほど感動したんです)。急遽建築士さんに連絡をして、他の予定を変更してその予算分で梁を出しておけませんか?とお願いし、設計の変更をしてもらいました。そんな突然の変更もすんなり受け入れてくれるフットワークの軽さも、今回の大きなメリットの一つでした!

まあ、キッチンももう一つの和室も天井板をはがしたらちゃーんと梁があって、そちらも何とかしたかったけれど、ここは予算が追い付かず泣く泣く隠してもらいました。後から考えれば、あんまり出しすぎるのもしつこいかなーという気もして、結果オーライです。

ということで、メインの居間のリフォームはこんな感じ。

⇓ BEFORE ⇓

⇓ AFTER ⇓

⇓ BEFORE ⇓

⇓ AFTER ⇓

⇓ BEFORE ⇓

⇓ AFTER ⇓

 

昭和スタイルの実家を古民家風にリフォームする =実践2=

「住みながら工事する」

今回のリフォームで大変だった点は、「住みながら工事する」です。結構な規模だったので、部屋もきれいにして、人もその期間だけどこかに移り住めばよかったのでしょうが、なにせ断捨離したといってもたかが知れてます。それでも残った荷物を移動できる分だけのスペースを確保した時点で、気力も体力も限界+私の仕事も忙しくなる時期に突入していたので、それ以上の片づけは無理でした。それに、高齢の両親も短期間でも別の場所に住むなんて言ったら、そんなに大変だったらリフォーム自体止めるといいかねないくらいでした。そこで、建築士さんと相談して、水回り部分を第一段階、居間等の部分を第二段階として、工事する部分の荷物をそれ以外に移動し、その部分が終わったら今度はそこに次に工事する場所の荷物を移すといった具合で進めることにしたのです。その分工期も伸びますが、いたし方ありません。

今後リフォームをするかどうかにかかわらず、日頃から

物は少ないにこしたことはありませんよ!

 

⇓ 主浴室・トイレ・洗面とキッチン工事 ⇓

⇓ こんな感じになりました ⇓

 

⇓ 「住みながら工事する」とこうなります ⇓

ふすまの奥が新キッチン、手前は工事前の旧座敷の一間

 

⇓ こちらはこだわりのシャワールーム ⇓

以前から、自分の部屋の隣にシャワールームがあるのが夢だったんです。日本の間取りってちょっと変だと思いませんか?寝室と浴室がすっごく離れているんです。下手したらお風呂上りに玄関前を通過しないといけないとか・・・もちろんスペースの問題もあると思いますが、一番無防備な姿はなるべく人には見せたくないですよね。

リフォームで夢をかなえましょう♡

 

昭和スタイルの実家を古民家風にリフォームする =断捨離=

さて、今回の大問題/大仕事とは・・・

ずばり 断捨離 です。

「リフォーム」と聞くだけで、明るい未来に心ときめくところですが、その前に現実と向き合わなくてななりません。何十年とため込んだ物・物・物。戦前生まれの両親ですから、気持ちは分かるんですよ、そう、もったいないんです。母はそのものずばり。使えるものは、使おうが使わまいが捨てません、絶対に!まあ、父の場合はちょっと違って、片付けようと思っているうちになんだかいろいろたまってきちゃって、どうしていいか分からず物がたくさんある状態。

工事の方たちは、図面と予算と工期が決まれば一日でも早く工事を始めたいんです。でも建築士さんはあらかじめ見ていました。あの惨状を・・・

建築士さん:「片付けるのにどれくらいかかりますかね~?」

私:「善処します」

かくして、断捨離が始まるのです。今回は、リフォームの対象となっている、父が寝室として使っていた部屋と父がほぼ日中過ごしている座敷の部分の断捨離がメインでした。ターゲットにされた父には気の毒でしたが、母と娘がタッグを組むと強いですねー、とりあえず外に出し、とりあえず捨てる・捨てる・捨てる。そして途方に暮れる。

私:「ご相談なんですが、(当初予定の)5月工事開始に間に合わなさそうだったら、秋まで待てますか?」

建築士さん:「材料の都合や、その他の工事との兼ね合いもあるので、なんとか頑張っていただいて予定通りに始めたいですね」

 

デッドラインを決めればなんとかなる!

一度はあきらめかけましたが(それほどの大荷物だったんです)、なんとか工事開始予定日までに間に合いました、間に合わせました。最後はもう、気力です。

  1. まずはパッと見て明らかに要らないものをどんどん捨てる。これだけでも重労働。我が家の場合は、空き箱・衣類・雑誌書籍・DM等の紙類が6畳間によくもこれだけっていうくらいたまっていました。ごみの収集日に少しずつ出して、プラス自治体の清掃センターまで車で通い何とか捨てきりました。
  2. リサイクルできそうなものを分ける。衣類は「King Family」、書籍類は「VALUE BOOKS」にお世話になりました。
  3. 最後に大型家具等はまとめて地元のリサイクル屋さんへこちらは、値段の付くものとお金を払って引き取ってもらうものとにわかれ、相殺すると結局いくらかの出費になりました。自力で処理するという選択肢もありましたが、その額と自分で処理する労力を考えると、今回は一気に終わらせてしまう方が得策だと思ったわけです。昭和の家にはどこにでもあった桐のタンス、売れると思っていたら、よっぽどいいものでないと値段がつかないようです。がっかり・・・

でもこれで、何とか道筋が見えてきたのです!

 

⇓ BEFORE ⇓

 

⇓ AFTER ⇓

昭和スタイルの実家を古民家風にリフォームする =実践=

さて、ここからは実践編です。

「思い立ったが吉日」ということで、リフォームの決意を固めたところでまず考えるのは・・・

完成後のスタイルを思い描く

私の場合は、近くにある古民家を改装したカフェが理想でした。そこを設計した設計士事務所を探し、さっそくコンタクト。いきなりのコンタクトでドキドキでしたが、まずは会いましょうということで事務所におじゃましてこちらの要望を説明し、快諾。初回のミーティングに準備しておくことは・・・

自分の思い描くイメージと予算

自分の希望を説明することは大切ですが、それと同じくらい重要なのが「予算」を伝えることです。ポイントは、限られた予算の中で、どれだけ理想に近づけられるかということです。

私の当初の要望は;

  1. 水回りを新しくする
  2. 二間続きの座敷を一部屋にしてフローリングにする
  3. もう一部屋追加して(私が同居するので)、そこにはシャワールームとトイレを増設する
  4. 父が寝室としていた6畳の部屋をフローリングにする
  5. 改装する部屋の断熱
  6. 車もう1台置くスペースを造る

ざっとこんな感じで、建築士さんとの話でも「とりあえず要望はすべて出してみて、それに基づいた見積もりを基に、削れる部分は削って調整していきましょう」ということだったからです。

そして待つことしばし・・・その見積もりはというとかなりの予算オーバー。そりゃそうでしょ、希望を全部入れちゃったんだから。でもいざ数字を見るとガーンでしたね。同席していた母なんて、「こんなんじゃやめる」とか言い出すし 😥

てなことで、持ち帰って再検証です。

基礎からの工事は高額になる

ポイントは、当初の要望の③が高かったんです。なんせ基礎から作らなくちゃいけないから。北側に空いているスペースがあるから、そこに一部屋追加しちゃえばいいという安易な素人考えが、ガーン見積もりにつながってました。

となれば、その部屋はナシ!父がもとからある洋間に移って、私が父が寝室で使っていた6畳間をフローリング仕様で使うことに。もちろん、シャワ-とトイレは譲れないのでそのままで。

その後は、直接のミーティングとメールのやり取りで、図面・見積もり・工期などなどのやり取りを繰り返し、いよいよ工事開始となるのですが、その前にクリアしなければならない大仕事があったのです・・・

 

 

 

 

 

昭和スタイルの実家を古民家風にリフォームする

私の実家は昭和初期に建てられ、その後昭和チックに一度リフォームされた建物でした。リフォームを決断した当時の間取りは、8畳と6畳続きの座敷に6畳の寝室、ダイニングキッチン、お風呂、トイレ、40年前くらいに付け足した10畳ほどの2階(その下が車庫)、そして建てられた当時は人気のスタイルだったらしい玄関わきの洋館。玄関前には松、大谷石の塀、年に一度植木屋さんに手入れしてもらっていた庭。

雰囲気は嫌いじゃなかったんですけど、この時代の家といえば「夏暑く冬寒い」という典型的な家でした。それでも、体力があるうちはいいんですよ、何とかなりますから。でもその時は80代の両親が二人だけで暮らしていましたので、健康面を考えても不安だらけで・・・

一番不安だったのが、火事の心配でした。足が悪くなってきていた父は、石油ストーブのタンクに灯油を入れるのに灯油のポリタンクを畳の部屋に持ち込むのですが、灯油を入れた後には明らかに灯油が畳に飛び散っているのが分かりました。

寝室は暖房がなく万年床、トイレも浴室も温度差がありすぎて、いつ何が起きてもおかしくない状況でした。母はといえば、どんなに寒くても小さな電気ストーブ一つ、どんなに暑くても扇風機一つ。

まあ、本人がいいっていうんだからしょうがないって思ってましたけど、最初は、でも何かあってからじゃ遅いんですよね。そんな不安が日に日にこみあげてきて、きっとこれも「思い立ったが吉日」のサインだったんだと思います。

そんなわけで、実家のリフォームが始まるのです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロフィール

またブログをはじめました。また、というからには過去にも挑戦したんですが、続かなかった~。その時は無料サイトを利用したので、コメントは入るは変な広告は表示されるはで、小心者の私には続ける気力がなくなってしまったんです。

でも、今回は違いますよー。Xserver+独自ドメイン、その上WordPressという最強タッグなので余計な心配をせずに書いていけそうです!

そこでこんなキーワードが浮かびました。

「思い立ったが吉日」

何でもきっとそうなんですよね。思い立つということは、心のどこかで/頭の片隅でずっと気になってたことが、はじけ出す日なんです。

何かをやらなきゃやらなきゃって思ってやった時って、それほどうまくいかないけれど(私の場合はですよ)、何かシグナルのようなものを感じて、「やってみちゃおうかな」って始めたことの方がうまくいくみたいです。経験からの勘というか巡り合わせというか、チャンスの種っていつでも目の前にあるのに見えていなくて、でも、そのシグナルを感じた時にふっと見えるものなんだと思います。

だから「思い立ったが吉日」

私のキーワードです♡